ドバイに対するイメージについて
はじめまして。ドバイちゃんねるです。
日本での仕事を辞めて2018年09月24日からドバイの魅力に惹かれ滞在を始め、既に17日目となります。
折角なので、ドバイに実際に住んでみて気付いたことや学びなどを発信してみようと思いブログを始めました。
ドバイと聞くと、金持ち、石油、イスラム教などをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
私は、ドバイに最初関心を持ったのが2016年だったのですが、
当時は私も金持ちが多そう!とか、イスラム教だからお酒が飲めなくてキツそう!、異性関係厳しそう!と思っていました。
ですが、2018年5月に初めてドバイへ行った時にそのイメージは大きく変わりました。
また、今も実際に住んでいることによって日々イメージは更新されています。
そもそも、私がドバイに興味を持った点は
・多国籍の人々が共存しながら治安が日本よりも良いと言われている点
・アラブ首長国連邦の国籍の人たちが15%程度しかいないという点
・中東全域、ヨーロッパ、アフリカの貿易ハブと言われている点
・日本からの進出が現状として伸び悩んでいる点(特に飲食関係)
などが特に大きかったと思います。
では、はじめに先ほど記載していた金持ち、石油、イスラム教について簡単に私が分かる範囲で説明をします。
ドバイは本当に金持ちばかりの国なのか?
これに関しては、答えはNoです。
厳密に言うと、一部を除いてという答えになるかと思います。
まず、上記で少し述べたように、そもそもアラブ首長国連邦の国籍を持つ人たちの割合が全体の約15%のため国民が仮にすべて金持ちだとしても割合としては少ないです。
最近は海外からの移住者も減りつつあるので、これでも少し増えた方だとも言われています。
そして、自国では仕事が無い人や十分な収入が得られないインドやパキスタン、フィリピンなどの出身者が数多く移住しに来ているため、平均的な世帯年収を仮に出したとしても大幅に下げる要因になるかと思います。
聞いた話によると、日本円で出稼ぎ労働者達は月の収入が5万円程度で、そこから更に1万円程を自国の家族へ送っているためとても裕福な暮らしとは言えません。
そういった出稼ぎの人たちの割合が大体60%以上と言われているため、国として見た時には金持ちの国。。。とはなかなか言えません。
一方で、飛び抜けた大富豪がいるのも事実です。
日本でも与沢翼さんや元アイドルの方など、金持ちの人たちが実際に住んでいる様子も伺えます。
そして、ドバイは王政のため王族に関しては別格です。
自宅の大きさは勿論のこと、親族の家がすべて豪邸だったり本当に極端です。
未だ、王族のアラブ人と出会ったことはありませんが、一度くらい会ってみたいものです。
そして、王族以外のアラブ人も国からお金を貰って生活しているから裕福だという話をよくドバイへ駐在している日本人の先輩方から聞きましたが、実際にアラブ人の友人から聞いた話によると今はそのような制度は無いとのことでした。
但し、アラブ人なら比較的公務員になりやすく、年収も1,000万円以上入ってくるため生活に困ることは無いでしょう。
更には副業も推奨されており、1人あたり250社まで出資をしてスポンサーになることができるから驚きです。
他にも沢山この話だけでも書きたいことがありますが、後2つ残っているので次のお題に移って参ります。
ドバイは本当に石油で潤っているのか?
こちらに関しても、先ほどと同様に答えはNoです。
これに関しては、ハッキリとNoと言い切れます。
理由としては、ドバイのGDPのうち石油は僅か5%程度しか占めていないからです。
確かに、アラブ首長国連邦という国として見た時には日本も沢山石油でお世話になっています。
ですが、その殆どがアブダビ(アラブ首長国連邦の首都)から出ている石油のため、ドバイ=石油とはなりません。
では、ドバイは何で成り立っているのかというと、
・観光業
・金融業
・貿易業
・不動産業
などが主に挙げられるかと思います。
ドバイの人たちは日本人が思っている以上にビジネスに関心を持つ人たちが沢山いて、国の方針から見てもかなり積極的に色々な国の人たちを誘致するように力を入れているように思います。
特に貿易に関しては世界規模の大きな港を構えているため、地の利を活かして上手くビジネスに繋げています。
因みに、金のイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、金は仕入れいているのであって基本的にはアフリカから輸入しているかたちになります。
そのため、何が言いたいかというとドバイの人たちはラッキーで金持ちなのではなく、キチンと努力や工夫をしたうえで自分たちの生活を維持しているということです。
ドバイは本当にイスラム教の国なのか?
こちらは周知の事実かもしれませんが、勿論YESです。
そのため、お酒は基本的には飲めませんし、豚を食べる機会も殆どありません。
全く飲めない、食べられないという言い方をしない理由は手元に用意すること自体は可能だからです。
ドバイはイスラム教圏の中ではかなり緩い環境らしく、ホテルへ行けばお酒は飲めますし、車を出せば安価で仕入れることだって可能です。(ライセンスが必要な場合もありますが)
とはいえ、日常で手に入れようと思うとかなり高額のため難しいのが現状です。
例を出すと、ホテルのクラブで飲むビール一杯が1,500〜2,000円程度で、店によっては3,000円くらいするところもあります。
日本の居酒屋のような感覚で飲んでしまうとあっという間に破産してしまいますね。笑
豚に関しても同様で、資格を持っている店であれば豚を食べることも可能です。
なので、多少の窮屈さこそはあるものの、飲んべえの私が我慢できているので(未だ2週間程度ですが笑)劣悪な環境という訳でもないかと思います。
ただ、自分が懸念しているのがラマダーンの存在です。
これは、何かと言うと1ヶ月間の断食期間です。
1ヶ月間何も飲まず食わずという訳ではなく、日が出ている間は飲食を禁じるということです。
また、それだけではなく性交渉、普段は出来る歩きタバコや路上での喫煙も厳しく規制されます。
これに関しては入信の有無に問わず、無宗教の私も裁きの対象となります。
正直、はた迷惑な話ですが郷に入れば郷に従えですね。こればっかりは仕方がないと思っています。笑
以上、初回なのでザックリとですがドバイのイメージについてまとめました。
また更新します!!