ドバイちゃんねる

ドバイの魅力に惹かれて片道切符でドバイへ来た関西人のブログ

ドバイでビジネスをするメリット・デメリットについて

こんにちは。ドバイちゃんねるです。

はてなブログにログインできなくなり、面倒なやり方に切り替えたため更新が遅れました。(何かマズいことでも書いたのでしょうか笑)

 

さて、、本日はドバイでビジネスを行うことについて書きたいと思います。

今日は、作業を終えてから某大手商社で働く先輩に会って来ました。

 

ドバイに来てから日本を代表する大手企業の駐在員の方と会う機会も増えましたが、

当然かもしれませんが本当に賢い人たちが多いなと常々感じさせられます。

そして、やはり待遇もかなり良く車も常に運転手付きというVIP待遇でした。

 

日系企業の方ともドバイでの仕事について話す機会は多いのですが、

今日はその中でも割とがっつり話をして来たので記録として残します。

 

ドバイでビジネスをするメリット

①日本企業の進出が未だ進んでおらず、開拓する余地が残っている

先日のブログにも記載していたように日本企業が300社強進出しているとはいえ、まだまだ会社の数も日本人の数も他のアジア諸国に比べると少ないのが現状です。

もちろん、進出に苦戦しているのには理由がありますので、詳細は後ほど記載します。

 

②英語が通じる環境が整っており、アラビア語を学ばなくても何とかなる

アラビア語の習得難易度は対日本人の場合はトップクラスに難しいと言われています。ですが、基本的にアラブ人をはじめ全ての住人が英語を最低限話すことができるため、アラビア語が話せなくてもなんとかなる環境があります。

もちろん、アラビア語が話せた方が好感も持ってもらえやすいので、学ぶに越したことはありませんが。

 

③色々な国の人たちが共存しているため、幅広い層にアプローチができる

連日記載しているように、ドバイには様々な国の人たちが共存しています。

だからこそ、対アラブ人だけではなくて、対アジア人、対アメリカ人のように国単位でマーケティングを行うことが可能です。

だからこそ、市場把握が難しいという側面もありますが、それについては下記へ記載します。

 

④商材が高価でも質が合えば一定の顧客が確保できる

国民の数に対して国で保有している財産が桁外れに多いため、ターゲット層を上手く調整することができれば日本では考えられない価格の商品も売れたりします。

とはいえ、何にでもお金を払う文化ではなくて、キチンと需要が有れば。。という前提なのでその辺の事前調査などは綿密に行う必要があります。

 

⑤ビジネス好きな現地人が多く、仕事の話が入って来やすい

ドバイに来て、ビジネスをするために来ている外国人をはじめ、アラブ人でもビジネスに対して積極的な人たちが多いです。

現に、ドバイに来てから既に5つ近いビジネスプランを提案してもらいました。

全てを動かすことは難しいかと思いますが、出来るところから手をつけていきたいです。

 

ドバイでビジネスをするデメリット

①初期投資やライセンスの獲得など、事前に発生するコストが大きいこと

先ず、現地法人を立ち上げる際に出資元の51%以上が現地法人である必要があります。

そのため、事実上の管理を国に持っていかれることになります。

他にも、貿易を行うなら貿易ライセンス、商品を新たに扱う場合は商品登録など、

あらゆる場面にコストが発生するため初期段階で発生するコストが日本よりも数倍高くなってしまいます。

一方で、フリーゾンという100%外資出資でも独立できるエリアもあるため、上手く立ち回りをすればコストはある程度抑えられそうですが。

 

②多国籍文化のため、市場を一括して把握することが難しい

対ドバイでマーケティングをしようにも、本当に色々な国や文化の人たちが共存しているので、ターゲット層は日本以上に意識をする必要があります。

また、インドやパキスタンなどの貧困層に該当する人の割合も少なくないため、場所、価格、サービスの質など工夫がかなり必要になります。

 

③時間やお金に対して日本ほど対応を徹底していないため想定外のことが起きやすい

日本人のように、約束の10分前到着などをしようものなら鬱陶しがられてしまうことすらあります。

基本的に約束の15分後に到着したら早かったねと言われるようなイメージです。

また、支払いもカードが主流のため売上を出したとしても実際に手元に入ってくるのは3ヶ月後。。というケースも珍しくありません。

資金面に関してはある程度余裕を持った状態で臨むことが理想であると言えます。

 

④人脈やコネクションの有無が成功を大きく分けるため時間がかかりやすい

これに関しては特に色々な人から言われます。

実際に日本企業で成功していると思われる会社でも、王族としっかりと関係を持った状態で走り出しているケースが多いです。

ドバイは王政のため、王族との繋がりは強力なブーストになります。

もちろん、王族が関わることで身動きが取りにくくなるケースなどもありますが。

これに関しては、狙ってどうこうなるものではない気がします。

 

ハラール認定など、宗教上の制限が発生すること

ドバイは緩いとはいえ、イスラム圏のため日本の食品によく使われている豚肉やアルコールなどが含まれていると販売がそもそも出来ないケースもあります。

また、5〜8月の猛暑の期間には経営権のあるエマラティ(アラブ国籍者)が長期で国を離れることも多いためビジネスが進むスピードが一気に鈍化してしまいます。

文化の違いも多いため、多角的に考えて取り組んでいく必要があります。

 

思いつくメリット・デメリットを切りがいいので5つずつ書きましたが、実際にはもっとメリットもあるでしょうし、デメリットもあるかと思います。

 

とても異質な環境下にあるドバイだからこそ出来ることもあれば、反対に制限がかかってしまうこともあります。

 

そういった環境に対して身構えるのではなく、楽しみながら取り組んでいきたいですね!